LINEモバイル(ラインモバイル)には多くのメリットがあり、月額500円から運用できることもあって今一番注目されている格安SIMです!
しかし、LINEモバイルは格安SIMで主にwebサイトからの契約のため格安SIM独特のデメリットや欠点というものが存在します。
ここではLINEモバイルのデメリットについてまとめましたので契約前にはぜひ読んで知っておいてくれると嬉しく思います。
目次
LINEモバイルの7つのデメリットとは
LINEモバイルには7つの欠点がります。この欠点はLINEモバイルの欠点というよりも、どの格安SIMでも同じなので格安SIMの欠点やデメリットと受け取ってもらってもいいかもしれません。
- 実店舗がないので店頭でサポートに頼れない
- キャリアメールが使えなくなる
- 完全なかけ放題プランが存在しない
- キャリアのサービスが受けられなくなる
- 月額料金が格安SIMで最安値ではない
- 音声通話付きSIMの場合12ヶ月以内の解約で9800円の違約金が発生する
- LINEモバイルはお昼の12時台に通信速度が遅くなる
では、上から順に詳しく見ていきましょう。
①実店舗が少ないので店頭でサポートに頼れない
LINEモバイルには大手キャリアのドコモショップやauショップ、ソフトバンクショップのような実店舗数がまだまだ少ないです。
これは実店舗をメインとせずにLINEモバイルのwebサイトをメインとし、各種手続きをする方式を採用することで無駄なコスト発生を抑えて月額料金を下げるためです。
店舗数が少ないということは、何かわからな事があった時や、端末の不具合、プラン内容の変更などで問い合わせやサポートを受けたい時に対面でサポートを受けることができません。
サポートはLINEでのチャットサポートとオペレーターとの電話サポートがメインになります。
LINEモバイルの電話サポート
- LINEモバイル カスタマーセンター
- 電話番号:0120-142-275
- 対応時間:10:00~19:00(年中無休)
LINEアプリのチャットサポート
- LINEアプリから利用可能
- 対応時間:オペレーターへのお問い合わせ:10:00~19:00(年中無休) 。
- 対応時間:自動応答: 24時間
電話でのサポートはフリーダイヤルなので気軽に利用できますし、なによりもLINEアプリからのチャットサポートがより気軽に質問できて便利です。
オペレーター(人間)とのチャットは10:00~19:00までですが、AI対応は24時間受付なので夜遅い時間でも利用できます。
②キャリアメールが使えなくなる
LINEモバイルは他の格安SIMと同様に大手キャリアを解約して乗り換えるため大手キャリアのメールであるdocomo.ne.jp、ezweb.ne.jp、softbank.ne.jpが使えません。
しかし、キャリアメールが使えなくなるのはどの格安SIMに乗り換えても同じことです。
既に格安SIMに乗り換えた方はここで紹介する対処方法を使って解決しています。
キャリアメールをあまり使っていなくてLINEでのやり取りがメインであれば全く困ることはありません。
LINEモバイルに限らず格安SIMに乗り換える人はGmailやYahooメールに変更しています。
そのためLINEモバイルに乗り換えると決めたら早めに用意しておきましょう!
すべて無料で、しかも広告が一切入らないのでキャリアメールのように利用できます。ちなみに他の無料メールはだいたい広告が入ってしまうので正直使っていると鬱陶しく感じるためおすすめできません。
キャリアメールからGmail、Yahoo!mailに乗り換える方法
③完全なかけ放題プランが存在しない
まずはLINEモバイルには他の格安SIMと同様に大手キャリアにあった完全なかけ放題はありません。完全なかけ放題とは、いくら長時間電話をかけても無料ですむかけ放題のことです。
そのため、電話を長時間(毎月2~3時間以上)かける人はLINEモバイルではすこし通話料が割高になってしまうかもしれません。
しかし通話料を安くする方法がLINEモバイルには2つあります。
1つは、LINEモバイルには「10分かけ放題オプション」(月880円)を利用する方法です。10分以内の通話であれば、回数無制限で無料になるというオプション。
もう1つが、0秒あたり20円が半額の10円ですむ「いつでも電話」を利用する方法です。
詳細については、【保存版】「10分間電話かけ放題」と「いつでも電話」についてを参考にしてください。
④キャリアのサービスが受けられなくなる
当たり前の話かもしれませんが、キャリアからLINEモバイルに乗り換えるとキャリアで受けていたサービスは使えなくなってしまいます。
例えば、これらのサービスが受けられなくなってしまいます。
使えなくなるもの | au | ドコモ | ソフトバンク |
---|---|---|---|
キャリア決済 | auかんたん決済 | ドコモ払い/d払い | ソフトバンクまとめて支払い |
ポイント | auポイント | dポイント | Tポイント |
固定回線割引 | auスマートバリュー | ドコモ光セット割 | おうち割光セット |
キャリア決済、固定回線とのセット割引については人によってはなくなると痛いサービスかもしれません。きちんと確認しておきましょう。
ポイントについては、解約前にポイントを使い切ってしまうか、以下のような対処方法があります。
- auポイント→au WALLETポイントに変えておく
- dポイント→dアカウントを取得しておく
- Tポイント→お持ちのTポイントカードと連携しておく
これらの対処をしておけば、解約してもポイントが消えることはありません。面倒ならば、やはり使い切っておくほうがいいでしょう。
⑤月額料金が格安SIMで最安値ではない
LINEモバイルはすべての格安SIMのなかで最安値の月額料金ではありません。
最安値はDMMモバイルで他のどの格安SIMもこの格安SIMの月額料金の安さには勝つことができません。なぜならDMMモバイルは他の格安SIMが自社よりも安い月額料金にしたらその月額料金よりも安くするからです。
DMM mobileの月額料金一覧表
LINEモバイルの月額料金一覧表
DMM mobileがどこよりも月額料金を安く提供するという経営方針のためLINEモバイルは最安値ではありませんが、格安SIM業界では最安値クラスです。
数十円をケチって品質の悪い格安SIMを選ばないように気をつけてほしいというのが私からの願いです。
⑥音声通話付きSIMの場合12ヶ月以内の解約で9800円の違約金が発生
LINEモバイルは他の格安SIMと同様にデータ通信専用SIM以外の音声通話対応SIMを契約すると1年間の最低利用期間があります。大手キャリアでは2年でしたがLINEモバイルでは1年になっています。
LINEモバイルの違約金や解約、手数料と解約手続き手順の詳細
一年以内の解約では解約金として9,800円が発生します。違約金が発生してもそれまで使っていた分の差額でかなり節約できるはずなので損をすることはほとんどないはずです。
ちなみにデータSIMの場合は最低利用期間はなく、解約金も発生しないので気軽に始められて好きなときに解約できるという嬉しい内容になっています。
⑦LINEモバイルはお昼の12時台に通信速度が遅くなる
スマホを使う人が劇的に増えるお昼の12時台には、LINEモバイルでは回線が混み合ってしまうため通信速度が遅くなってしまいます。
キャリアでは自前の電波塔を立てて回線をキャリアユーザーに提供しています。
一方LINEモバイルはキャリアからその回線の一部を借りて、回線をLINEモバイルユーザーに提供しています。
お昼の混み合う時間帯では、キャリアユーザーは優遇されて通信速度が安定、しかしLINEモバイルユーザーは回線の一部しか使えず速度が落ちてしまうのです。
とはいえ、回線の一部を借りるという形でコスト削減を図っているからこそ月額料金が安いのです。
速度がどうしても早くなきゃ嫌だ!という場合は料金を上げるしかないので、我慢しなくてはならないところですね。
ちなみに、お昼の時間帯以外は問題なくLINEモバイルは高速です。もちろん画像や動画の閲覧はキャリア時代と同じような使用感です。
お昼の時間帯のスマホの使い方をテキスト中心の通信に変えるなど、自分で工夫すればどうにかなるデメリットかと思います。
LINEモバイルの7つのデメリットまとめ
LINEモバイルは格安SIMなので、大手キャリアで受けられていた恩恵を受けることができません。
しかし月額料金の安さという大きなメリットがあるのも事実です。
- 実店舗がないので店頭でサポートが受けられない
- キャリアメールが使えなくなる
- 完全なかけ放題プランが存在しない
- キャリアのサービスが受けられなくなる
- 月額料金が格安SIMで最安値ではない
- 音声通話付きSIMの場合12ヶ月以内の解約で9800円の違約金が発生する
- LINEモバイルはお昼の12時台に通信速度が遅くなる
LINEモバイルは良い格安SIMとはいえ、契約前にはよく理解してから契約してほしいというのが私の願いです。
ここまでデメリットを挙げてきましたが、特に支障はないなあという方にとっては大幅に月額料金を節約することができ、格安SIMの中で最速の通信速度なので快適に利用できます!