LINEモバイルはソフトバンク回線の格安SIMを「2018年7月2日」から販売を開始しました。2024年01月16日現在、LINEモバイルはdocomo回線の格安SIMとSoftBank回線のどちらの回線でも契約できます。
既にdocomo回線のLINEモバイルを契約してい使っているユーザーはそのまま利用できますし今まで通りドコモ回線のでの格安SIMの新規契約もMNPでの回線提供も継続されます。
また、LINEモバイルのdocomo回線とSoftBank回線の切り替えや変更はLINEモバイル契約後でも自由にすることができます。
LINEモバイルでドコモ回線とソフトバンク回線を変更する方法手順
【保存版】LINEモバイルのソフトバンク回線とドコモ回線の比較
LINEモバイルは従来のdocomo回線の格安SIMに加えてソフトバンク回線の格安SIMの提供をする流れになります。これはLINEモバイルがソフトバンクと資本・業務提携を締結して小会社したことによるものです。
また現在もソフトバンクのiPhoneやiPad、Androidスマホやタブレットであっても、無料でできるSIMロックの解除をすることでソフトバンクのiPhoneやスマホでLINEモバイルの格安SIMが使えるようになりインターネットも電話もLINEもテザリングもすべてのことが利用できます。
目次
LINEモバイルがソフトバンク回線の格安SIMを提供開始
LINEモバイルはソフトバンクの小会社となったことで「2018年夏」からソフトバンク回線の格安SIMを提供する予定になっています。
- LINEモバイルのソフトバンク回線の提供時期: 2018年夏(予定)
LINEモバイルはソフトバンクの小会社となってソフトバンク回線の格安SIM(MVNO)が適用されるようになるとソフトバンクのiPhoneやiPad、AndroidスマホやタブレットがSIMロック解除なしでLINEモバイルの格安SIMを挿すだけで使用できるようになります。
LINEモバイルがソフトバンクの小会社になった
LINEモバイルは2018年3月20日にソフトバンクと資本・業務提携を締結してソフトバンクの小会社となりました。
小会社化した後のLINEモバイル株式会社の代表取締役社長は嘉戸彩乃のまま変わりません。
LINEモバイルのソフトバンクの小会社化により出資比率の変化
- ソフトバンクの小会社化前: LINE株式会社100%
- ソフトバンクの小会社化後: LINEモバイル49%、ソフトバンク51%
今までLINEモバイル株式会社の出資比率はLINE株式会社が100%だったのですが、ソフトバンクの小会社となった現在はLINEモバイル49%、ソフトバンク51%となっています。
ソフトバンク株式会社はLINEモバイル株式会社の出資比率が50%を超えているため会社の決定権(支配権)を持ります。また51%の株を保有すると、その会社は子会社となります。
この事実からLINEモバイルはソフトバンク側からの事業に対する改善や新しい事業の展開がされていくことが予測できます。
経営権の獲得、取締役、監査役の株主総会での選任決議、取締役、監査役の報酬額の株主総会決議、計算書類の株主総会承認、会計監査人の選任に関する決議、取締役、監査役解任権
名目上では、小会社化という言葉を使わず資本、業務提携による「戦略的業務提携」となっています。これはdocomo回線の格安SIMを継続して提供していくためであることがわかってきました。
LINEモバイルがソフトバンクの小会社になったのは必然
LINEモバイルがソフトバンクの小会社となったのは必然です。なぜなら、LINEモバイルは2017年1月1日~2017年12月31日までの1年間を見ると約33億1300万円の損益で大赤字の事業だったからです。
(当期純損失が3,313,589千円=約33億1300万円となっているのがわかります)
また、LINEモバイルは売上高(33億85百万円)よりも売上原価(38億68百万円)と販管費(28億28百万円)となっており大きな損失を出しつつもサービスを継続しているのです。
- 売上高: 33億85百万円
- 営業利益: △33億11百万円
- 経常利益: △33億12百万円
- 当期利益: △33億13百万円
- 売上原価: 38億68百万円
- 販管費: 28億28百万円
当サイトでも何度も「LINEモバイルは価格以上の品質」ということを書かせていただきましたが決算報告書を見るとかなり状態となっていたからです。
このままのLINE株式会社の100%出資会社としてLINEモバイルの格安SIMの事業を続けていくのはすでに厳しい状態となっていたからです。
LINEモバイルは回線使用料だけでも赤字状態
「LINEモバイルは価格以上の品質」と何度も書かせていただいたのにはわかりやすいデータがあり、LINEモバイルはLINEモバイルの契約者から得た売上高よりも、NTTに支払っているdocomo回線の使用量の方が高いという内容です。
2017年1月1日~2017年12月31日の期間だけでみるとLINEモバイルの売上高が33億円なのに対しNTTの回線借用料は38億円となっており1年間で約5億円の赤字となっていました。
- LINEモバイルの売上高: 33億円(2017年1月1日~2017年12月31日)
- NTTの回線借用料: 38億円(2017年1月1日~2017年12月31日)赤字!
- LINEモバイルの売上 < NTT回線の借用料
LINEモバイルの回線使用料が赤字状態な理由は「カウントフリー」
LINEモバイルはどの格安SIMよりも月額料金が最安ということもありますが、他の格安SIMにはないLINEモバイルだけの「カウントフリー機能」があります。
LINEモバイルのカウントフリーは、LINEやSNSのTwitter、Facebook、インスタグラムでのデータ使用量を使用したデータ量としてカウントしない仕組み(使い放題)です。
多くの人がLINEやSNSのTwitter、Facebook、インスタグラムの通信を無料で使うことで、NTTの回線使用量が増加するのにもかかわらずLINEモバイルの利用者からの利用料金はそのままというのが原因です。
LINEモバイルの利用者にとっては大きなメリットですが、利用者が増えれば増えるほとLINEモバイルは赤字になっていくというわけです。
LINEモバイルはソフトバンクの小会社となりましたが、docomo回線の格安SIMの提供やカウントフリー機能は継続して提供されるのでLINEやSNSをよく使う人や、最安の月額料金で最速の通信速度の格安SIMが欲しい人にはLINEモバイルはベストな選択となっています。
LINEモバイルのdocomo回線の格安SIMは継続利用できる
LINEモバイルはソフトバンク回線の格安SIMを「2018年7月2日」から販売を開始しました。今現在、LINEモバイルはdocomo回線の格安SIMとSoftBank回線のどちらの回線でも契約できます。
ソフトバンク回線の格安SIMを提供しても今現在提供しているdocomo回線の格安SIMの提供はそのまま継続しています。
なので既にドコモ回線でLINEモバイルを利用中の人も心配することはありませんし、ソフトバンク回線が提供開始されても新規でドコモ回線のLINEモバイルの格安SIMも契約できるのでさらにLINEモバイルが使いやすくなります。
ソフトバンクとの提携(小会社化)の時に送付されてきたメール
LINEモバイルを契約している人は今回のソフトバンクとの提携(小会社化)した時に下記のようなメールが送られてきました。この内容を簡単に要約すると
- docomo回線でのLINEモバイルの契約者: そのまま継続利用できる
- docomo回線でのLINEモバイルの新規契約やMNPでの乗り換えは継続してできる
ということになっていました。
LINEモバイルはソフトバンクとの提携(小会社化)でも契約やMNPに関しては今まで通り変わらないということです。
既に利用中のdocomo回線のLINEモバイルのユーザーも継続利用できる
LINEモバイルの代表取締役社長を務める嘉戸彩乃の話の内容からすると、docomo回線の提供はそのまま継続しソフトバンク回線の格安SIMを追加で提供するという話をしていました。
(ソース: LINEモバイルは、なぜソフトバンク傘下になったのか 嘉戸社長に聞く – IT Media )
LINEモバイルのソフトバンク回線の提供開始時期
LINEモバイルはソフトバンク回線の格安SIMを「2018年7月2日」から販売を開始しました。
今現在、LINEモバイルはdocomo回線の格安SIMとSoftBank回線のどちらの回線でも契約できます。
ソフトバンクのiPhoneとスマホ用にLINEモバイルを契約とMNPする方法と手順まとめ
LINEモバイルのソフトバンク回線はテザリングが無料で使える
LINEモバイルがソフトバンク回線の格安SIMを提供することでの心配事はテザリングです。
実はソフトバンク回線を使った格安SIMは「b-mobile S」や「U-mobile S」「nuroモバイル」「QT mobile」などがありますが、
テザリングが使える格安SIMと使えない格安SIMがあります。「b-mobile S」はテザリングが利用可能ですが「nuroモバイル」や「QT mobile」ではテザリングは使えません。
- b-mobile S(ソフトバンク回線の格安SIM): テザリング利用可能
- U-mobile S(ソフトバンク回線の格安SIM): テザリング利用可能
- nuroモバイル(ソフトバンク回線の格安SIM): テザリング利用不可
- QT mobile(ソフトバンク回線の格安SIM): テザリング利用不可
- LINEモバイル(ソフトバンク回線の格安SIM): テザリング無料で利用可能
LINEモバイルのソフトバンク回線の格安SIMはテザリング機能がiPhoneやiPad、Androidスマホやタブレットで無料で使えるので安心です。
LINEモバイルのソフトバンク回線はVoLTEには非対応で使えない!3Gでの通話になる
LINEモバイルのソフトバンク回線はVoLTEに対応していません。非対応です。
そのためLINEモバイルのソフトバンク回線ではVoLTEに対応したスマホを使っていても通話のときは自動的に3G回線で通話をするようになっています。
- LINEモバイルのdocomo回線: VoLTEでの通話に対応・利用できる(利用可能)
- LINEモバイルのSoftBank線: VoLTEでの通話に非対応・利用できない(利用不可)で自動的に3Gでの音声通話になる
LINEモバイルのdocomo回線はVoLTEに対応していて利用できる
ただしLINEモバイルのdocomo回線はVoLTEに対応しているのでVoLTE対応のスマホにLINEモバイルの格安SIMを挿入すればVoLTEで音声通話ができます。
LINEモバイルのソフトバンクのスマホやiPhoneの対応状況
LINEモバイルはソフトバンク回線を提供したので、LINEモバイルのソフトバンクのiPhoneやiPad、AndroidスマホやタブレットでLINEモバイルの格安SIMを利用するには、
ソフトバンク回線のLINEモバイルを契約してLINEモバイルのSIMカードをiPhoneやスマホに挿入するだけでデータ通信(インターネット)も070/080/090の電話番号から始まる音声通話(音声通話SIMを契約している場合)もすぐに使えます。
↑LINEモバイルの契約申し込み画面の回線選択の部分で「ソフトバンク回線」を選択する。
ソフトバンクのiPhoneとスマホ用にLINEモバイルを契約とMNPする方法と手順まとめ
実際に現在使っているiPhoneやiPad、Androidスマホやタブレットから電話番号を引き継いで乗り換えるMNPでLINEモバイルに乗り換える人が多くいます。
LINEモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線の2つの回線の格安SIMを提供しています。
そのため、docomoやSoftBankのiPhoneやiPad、AndroidスマホやタブレットはSIMロックを解除しなくてもそのままSIMカードを挿入するだけでデータ通信(インターネット)も070/080/090の電話番号から始まる音声通話(音声通話SIMを契約している場合)もすぐに使えます。
auのiPhoneやiPad、AndroidスマホやタブレットはSIMロックを解除することでLINEモバイルのソフトバンク回線のSIMカードでもdocomo回線のSIMカードでも使えます。
LINEモバイルの格安SIMが使えるようになるので格安SIMを検討してるひとは乗り換えるとメリットが大きく大幅に月額料金が節約できので一度検討してみてください。