大手キャリアでは、機種変更する際に店舗に行けば店員さんが全部手続きや設定をやってくれました。
それに対して、LINEモバイルでは自分で機種変更手続き、設定をやらなければなりません。
なんだか難しそう・・・、と思うかもしれませんが、身構える必要はありません。LINEモバイルの機種変更手続きは案外カンタンです。
しかし、機種変更時に注意したい落とし穴もありますのでしっかりと確認しておきましょう。
この記事では、LINEモバイルでの機種変更について、分かりやすく以下のことを解説していきます。
- 機種変更時の落とし穴とは?
- LINEモバイルで機種変更する方法
- スマホ購入先はどこが良いか?
- 機種変更する際の注意点
目次
LINEモバイルで機種変更する方法は大きく分けて2通り!LINEモバイル公式で買うのは落とし穴!?
LINEモバイルで機種変更するには、2通りの方法があります。
- ①LINEモバイル公式サイトでスマホを買って機種変更
- ②公式サイト以外でスマホを買って機種変更
LINEモバイル公式サイトで、機種変更方法を確認すると①のやり方で公式サイトでスマホを買うしかないのかな?と思ってしまうかもしれません。
しかし、実は②の公式サイト以外(Amazonなど)でスマホを買って機種変更した方が、値段も安い上に種類も多いです。絶対に②のやり方で機種変更したほうが良いのです。
例えばLINEモバイルでも販売されているiPhone 6s 32GBで、公式とAmazonを比較してみると、約6,000円も差があります。
Amazonは価格競争で安くなったりしますが、LINEモバイルはあまり安くなりません。
販売機種の数もLINEモバイルは12機種前後。Amazonの方は・・・。数えられるレベルではありません。
①の公式サイトで機種変更をしようとしてしまうのは落とし穴、というわけですね。
Amazonなどでスマホを買って機種変更しても連絡や手数料は必要なし!電話番号も変わらない
ただし、SIMカードサイズを変更する場合(すぐ読みたい方は記事下にジャンプできます)はLINEモバイルへの連絡が必要です。
これについては、後で詳しく解説しますね。
LINEモバイルで機種変更するための4STEP!流れを確認しよう
LINEモバイルで機種変更するには以下の4STEPを踏めばいいだけです。
- STEP1:新しいスマホを購入する
- STEP2:新しいスマホにSIMカードを挿し込む
- STEP3:APN設定をする
- STEP4:LINE引き継ぎ、データ移行
どのスマホにするかさえ決まっていれば、機種変更は合計5分ぐらいで終わっちゃうぐらいカンタンですよ。
この4STEPについて詳しく見ていきましょう。
STEP1:新しいスマホを購入する
まず新しいスマホを手に入れなければなりませんね。
スマホの購入方法としては大きく分けて以下の3つ。
- ショップで新品スマホを買う(Amazon、Apple Storeなど)
- ショップで中古スマホを買う
- LINEモバイル公式サイトで新品スマホを買う
それぞれの購入方法のメリット・デメリットについてはこの後すぐ解説しますね。
SIMカードサイズを変更する必要がある場合、新しいスマホが届くのを待っている間or届いたタイミングでサイズ変更を申し込みましょう。
STEP2:新しいスマホにSIMカードを挿し込む
新しいスマホが届いたら、今使っているスマホからSIMカードを取り出して、新しいスマホに挿し込みます。
大手キャリアからLINEモバイルに乗り換えた時と同じ作業ですが、忘れてしまったと思うので詳しく知りたい方はSIMカードの入れ替え方を画像つきで詳しく解説を参考にしてみてください。
STEP3:APN設定をする
SIMカードを挿し込んだら、最後にAPN設定をする必要があります。APN設定をしないと、ネットや電話を利用することができません。
注意点としては、iPhoneの場合APN設定時にWi-Fi環境が必要になることです。自宅にWi-Fi環境がないなら、外出して街なかの無料Wi-Fiを利用しなければなりません。ちょっと面倒ですね。
なお、AndroidはWi-Fi環境がなくても問題なくAPN設定できます。
APN設定の詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
LINEモバイルのiPhoneのAPN設定を確認したい方はこちら
LINEモバイルのAndroidのAPN設定を確認したい方はこちら
STEP4:データ移行、LINE引き継ぎ。これが終わったら完了
SIMカードを入れ替えして、APN設定が終わったら、旧スマホの環境を持ってこなければなりません。
そのために必要なことは以下の2つですね。
- 連絡先や画像、動画などのデータ移行
- LINEアカウントの引き継ぎ
連絡先や画像、動画などのデータ移行
スマホに保存した連絡先や画像、動画などのデータを古いスマホから新しいスマホに移行しなければなりません。
データ移行方法については、長くなりますので以下のサイトが参考になったので確認してみてください。
iPhone機種変更時のバックアップとデータ移行、復元方法や準備のやり方
アプリ、連絡先、LINE もこれで OK!Android のデータ移行マニュアル
LINEアカウントの引き継ぎ
LINEアカウントの引き継ぎについては、データ移行とは別に設定する必要があります。LINEアカウントの引き継ぎ方法については、LINEアカウントの引き継ぎ方法で確認してください。
なお、iPhone⇄Androidの異なるOS間で「トーク履歴の引き継ぎ」だけはどうやってもできません。アカウントの引き継ぎは出来るのですが。
スマホ購入先はどこが良い?3つの購入先を紹介
大手キャリアのときと違って、LINEモバイルでは機種変更時のスマホ購入先も自由に選べます。
自由に選べる分、メリット・デメリットありますので、どこからスマホを買うべきか、比較検討してみてくださいね!
候補1:Amazonや楽天、家電量販店などのショップで新品スマホを購入(おすすめ!)
オススメなのはAmazonや楽天などのネットショップ、あるいはリアルの家電量販店などで購入する方法ですね。これが王道です。
- 機種の種類が豊富
- LINEモバイル公式で買うより価格が安い
- 面倒な手続き必要なし
- LINEモバイルの持ち込み端末保証オプションがつけられない
唯一のデメリットとしては、LINEモバイルのオプションである持ち込み端末保証オプションがつけられないことぐらいですかね。端末保証オプションをどうしてもつけたかったらLINEモバイル公式サイトからスマホを買うしかありません。
購入先に迷ったらネット・リアルショップで新品スマホを購入しましょう。
iPhone XRやXSなどの最新iPhoneは超進化していて3~4年は戦えるスペックになっています。最初の出費が痛いとしても、新品で長持ちさせた方が長いスパンで見ると実はおトクです。
なので最新iPhoneが欲しいなら、新品をAmazonなどで買うのがオススメです。(Apple Storeは2万円近く高いです)
候補2:中古スマホショップで中古スマホを購入(安いがリスクあり)
2つ目は中古スマホショップなどで中古スマホを購入する方法です。メリットも大きいですが、デメリットも目立ちます。
- 機種の種類が豊富(昔の機種も買いやすい)
- 一番価格が安い
- LINEモバイルの端末保証オプションがつけられない
- 購入するスマホ選びに失敗するとネットが利用できない
- 電池持ちが悪い
- 傷やよごれがある
- 安くは買えるが長持ちはしない(OSのアップデートが長く持たない)
中古スマホを購入するメリットはなんといってもその価格の安さです。最新のiPhoneシリーズは10万円超えとめちゃくちゃ高いですが、中古なら3~4万円ぐらい安く購入できます。
しかし、中古なので当たり前かもしれませんが電池持ちが悪い、傷や汚れがあるなどのデメリットも。
また、盲点かもしれませんが中古で2~3年前の機種を安く買ったとしても、OSのアップデート保証が短く結局すぐ買い換えなくてはいけないことも頭に入れておきましょう。
他の注意点としては、回線の種類に合っていない、SIMロックがかかった端末を購入しないように気をつけてください。
SIMロックあり・なし | au回線 | ドコモ回線 | ソフトバンク回線 | |
---|---|---|---|---|
ロックありiPhone・Android | au | ○ | × | × |
ドコモ | × | ○ | × | |
ソフトバンク | × | × | ○ | |
ロック解除済みAndroid | △ | △ | △ | |
ロック解除済みiPhone(6S以降) | ○ | ○ | ○ | |
SIMフリーiPhone・Android | ○ | ○ | ○ |
ドコモ回線利用中なのにソフトバンクのロックがかかっている端末を購入してしまうと、ネットや電話が利用できません。
またAndroidの場合、SIMロックが解除されていたとしても、完全に安心してどの回線でも利用できるわけではありません。スマホの種類によっては、相性が悪くてドコモ回線の電波が拾えない・・・なんてこともあります。
ただし、iPhoneならSIMロック解除されていれば問題なくどの回線でも電波を拾ってくれます。
LINEモバイル動作確認済み端末検索で、購入予定のスマホがきちんと自分の回線に対応しているかをチェックしてみてくださいね。
このように、SIMロックがどうとか、回線の相性がどうとかは難しいところなので、不安なら大人しく新品or中古のSIMフリースマホを購入したほうが良いでしょう。
補足:メルカリやヤフオクなどの中古スマホの個人売買はトラブル多い!絶対に辞めておこう
中古スマホに関しては、売却・購入側双方にきちんとしたスマホへの知識・良識が必要です。
SIMロックについての記載が間違っていたり、アクティベーションロック(これがかかっているとスマホが操作できない)がかかったままスマホを送ってきたりと、無法地帯です。
中古スマホを買う際は、きちんと責任を持って対応してくれる中古スマホショップで購入するようにしましょう。
信頼できる中古ショップで言えば、イオシスがおすすめです。中古スマホネットショップでは最大手クラスで、トラブル対応もしっかりしていて、永久保証もあります。
発売から日が経っている、iPhone XやiPhone 8以前のリーズナブルなiPhoneはもう新品で売っていないことも多いので、なるべく出費を抑えて中古スマホを買いたいならイオシスを検討してみてください。
候補3:LINEモバイル公式サイトでスマホを購入(おすすめしない)
3つ目の購入先はLINEモバイル公式サイトです。
- 端末保証オプションをつけられる
- APN設定が必要ない
- 価格が高い
- 機種の種類が少ない(iPhone7以降のiPhoneがない)
- 手続きが必要なので面倒が増える
- 端末の分割払いができない
- LINEモバイル利用開始日から3ヶ月以内だと購入できない
- 購入審査がある
端末が届いた時点でAPN設定がすでに完了している、というメリットもありますが、APN設定自体1~2分でカンタンに出来るものなのであまり大きいメリットではありません。
というわけで、端末保証オプションがいらない人は、LINEモバイル公式からスマホを購入する意味はまったくありません。価格が高かったり、種類が少なかったりでデメリットばかりですからね。
なので、LINEモバイル公式サイトからスマホを購入するのはあまりオススメはしません。
どうしても端末保証オプションに魅力を感じる場合は、以下の流れでLINEモバイル公式サイトからスマホを購入できます。
- LINEアプリのマイページから機種変更を選択
- 購入したい機種、カラーなどを選択してスマホを購入
- 新スマホが自宅に届く
- SIMカードを挿し替えて機種変更完了
絶対に確認したい機種変更時の注意点やありがちなトラブル
SIMカードサイズ変更が必要なときはLINEモバイル公式に連絡する必要あり
SIMカードサイズには3種類あります。
- 標準SIM→最大サイズ(超レア)
- Micro SIM→中サイズ、昔の主流
- nano SIM→最小サイズ、今は98%これ
今のスマホのSIMサイズの主流はnano SIMです。iPhone 5以降~最新のiPhoneは全てnano SIMですし、2017年以降発売のAndroidの98%がnano SIMです。
今利用しているスマホのSIMサイズを調べてみて、もしMicro SIMだった場合、nano SIMに変更する必要があります。SIMカードサイズが変更になることをLINEモバイル公式に連絡しなければなりません。
SIMサイズの調べ方は、動作確認済み端末検索でお持ちの機種名を入力し検索してみて確認してください。
SIMサイズ変更の流れは以下です。
- LINEアプリの契約者連携(マイページ)からSIMサイズ変更を申し込む
- 新SIMカードがLINEモバイルから発送される
- 申込みから2~3日経過後SIMカードが届いたらSIM入れ替え
- 不要になった旧SIMカードをLINEモバイルへ返却。すべての作業完了
SIMサイズ変更には手数料3,000円が必要です。
また、ドコモ回線の場合、SIMサイズ変更を申し込んでから新SIMカードが届くまでの約3~4日間、ネットや電話が使えない不通期間があります。
なお、不通期間があるのはドコモ回線の場合だけで、ソフトバンク回線では不通期間は発生しません。
旧SIMカードはLINEモバイルに返却する必要があります。SIMカードの返却方法で確認してください。
旧スマホの分割支払いの残債がある場合、残りを支払う必要がある
LINEモバイルとの契約時にスマホをセットで購入し、分割払いの途中だった人は注意してくださいね。
当たり前の話ですが、機種変更したからと言って、古いスマホの支払い義務がなくなるわけではありません。残りの支払い方法は、月額払いを継続or残債一括から選べます。
動作確認済み端末かどうかを公式サイトできちんとチェックする
iPhoneなどのメジャーなスマホならまず問題なく利用できますが、Androidの海外のマイナーな機種の場合、もしかすると電波をちゃんと掴んでくれない・・・ということもありえます。
きちんとLINEモバイル動作確認済み端末検索で購入予定の端末がちゃんと使えるかどうか、チェックしておきましょう。
端末保証オプションに再加入する必要あり
スマホが新しくなると同時に、端末保証オプションも新しく契約し直さなければなりません。(もし保証が必要なら)
一度お伝えしたように、端末保証オプションに加入するためにはLINEモバイル公式サイトからスマホを購入する必要があります。Amazonなどでスマホを買っても、持込端末保証オプションはつけられないので注意してください。
またもう一つの注意点として、古いスマホの方の端末保証オプションは自動解約されません。自分でオプションを解約する必要があります。
機種変更したらネットに繋がらない!どうしたらいい?
APN設定をしていない、もしくは間違っている可能性が高いです。きちんとAPN設定ができているかチェックしてみましょう。
LINEモバイルで4Gに繋がらない時の原因と対処方法で詳細を書いていますので、もしものときのためにブックマークしておいてくださいね。
まとめ:LINEモバイルでの機種変更はたった3STEP!サクサクな新スマホを手に入れよう!
機種変更の流れをもう一度確認しておきましょう。
- STEP1:新しいスマホを購入する
- STEP2:新しいスマホにSIMカードを挿し込む
- STEP3:APN設定をする
- STEP4:データ移行、LINEの引き継ぎ
LINEモバイルへの連絡が必要なケースはこちら。
- LINEモバイル公式サイトからスマホを購入する場合
- SIMカードサイズの変更がある場合
このケース以外では、特に連絡や手続きは必要なく、自分でスマホを用意して設定してしまえば機種変更完了です。
端末保証オプションに加入していた人は、解約を忘れないようにしてくださいね。
それでは、トラブルなく機種変更して、快適な新スマホライフを送ってください!
なお、LINEモバイル契約前だけど一応機種変更方法を確認していた、という人はLINEモバイルのキャンペーン情報を忘れずにチェックしましょう!